廉兔は顔を赤くしながら自分が着ていた半袖を私に渡した。


何で!?


「う、ぅん…?」


私は言われた通りに半袖を着た。


「絶対に人前で脱いじゃ駄目だからね?」


「わ、わかった!けど…何で?」


別に良いんじゃ無いの?
それじゃあ泳げ無いしね…。


「理由は多分…柚衣ちゃんに言っても解らないと思うよ?とにかく脱いじゃ駄目!」


理由を言っても解らないって…どんな理由!?


うーん…解んないよぉ…。


「あはは♪柚衣ちゃんは相変わらず面白いね♪」


廉兔は口元に手を当てて笑いながら言った。


な、何で笑ってるの!?
私何かしたっけ?


「わ、笑う事無いじゃんか?ぶぅ…。」


私は頬を膨らまして言った。