狼君逹のお姫様【完】

「私が全部出てって言ったの♪」


「まぁ…柚衣ちゃんのお願いじゃ総長も出るだろうね♪」


私のお願いでって…何で?

疑問を浮かべる私を見て廉兔はクスクスと笑っていた。


「わ、笑う事無いじゃん!!もうっ!」


私は頬をプクッと膨らませた。

それを見た廉兔は私に謝ってきた。


「ごめんって!だから許してよ?」


「もうっ…、許すよ!」


私と廉兔が話していたら陳と洩と南乙と冴がやって来た。