狼君逹のお姫様【完】

バンッと勢い良くドアが開いた。


「閏てめぇ!!、校長だからってざけんな!?」


これが担任!?
ヤクザみたい…。


「止めないか?、じゃないと怒りますよ?」


校長は笑っているけど…目は笑っていない…怖いよ!!


「ったく…わかったよ、君が吉河 柚衣か?」


睨んで私に言ってくる担任、この人も怖いよ!!


「は、はい!!」


「悪い悪い…そんなに怖がらないでくれ!俺は1年 S組の担任多可 宥名《タカ ユウナ》だ!宜しくな吉河!んじゃ行くか?」


『多可』って校長も『多可』だけど…兄弟とかなのかかな?
でも…二人とも優しいかな!
初めは怖かったけど…。


「吉河 柚衣です♪よろしくお願いします♪多可先生♪」


私と多可先生は校長室を出た。


「何でお前らが居るんだ?」


多可先生は冴達を見て驚いていた。


「何でって…柚衣を待っていたから…。」


と冴は言った。


「吉河と知り合いなのか?」


「ああ…柚衣とは…昨日知り合った…所で柚衣は何組になったんだ?」


と冴は私に聞いてきた。


「私、1年 S組だよ♪」


するとみんなは喜んでいた。
どして?