チュンチュン…。


すずめの鳴き声で私は目が覚めた。


「ん…朝か…。」


昨日…私は…。
柚菜を…。


「おはよう♪柚衣ちゃん♪ちょっと話したい事があるから来てくれるかしら?」


昨日の女の人…。


「はい…。」


私は女の人に付いて行った。


「そこに座ってくれ。」


昨日の男の人がソファを差した。
私は言われた様に座った。


「実は…柚衣ちゃんにお話しがあるの…こんな事言うのは何だけど…あたし達の娘にならないかしら?」


娘に?
私が?


「駄目ですよ…私みたいな人殺しを娘にだなんて…。」


私は人を…柚菜を殺したのだから…。


「柚衣ちゃん…貴女は誰も殺してない!!悪いのは柚菜ちゃんを刺した男だけよ?柚衣ちゃんは何も悪くない…!!」