…たぶん。



「ごちそうさまでした!
行ってきます!」


急いで食べ終えた皿を
急いで台所に下げて
急いで歯磨きして
急いで家を出た



そのあとも私はひたすら
必死に走り続けた


…みんなの視線は痛かったけど



「ハアッ、ハアッ…」


間に合った…しかも後
5分もある…


私が安堵の表情を浮かべていると後ろからクックックック…と笑い声が聞こえた



「…優哉!!!」


なんとそこにいたのは
先に行ってたはずの優哉
だった