「優哉?笑ってるでしょ?」 「ああ、バレた?」 「バレバレ じゃあ支度するから ごめんね…」 「はいはい」 そういえば夢を見てた 魁斗の… 元彼の夢… 「魁斗先輩…」 口に出してしまったあと 少し優哉に罪悪感が 生まれた もう忘れよう 魁斗先輩のことは考えないよ 今の私には優哉がいるもん 「夏音?!」 下の階からお母さんの 声が響いた 「今行くっ!」 私は急いで階段を 降りた