第1章





例えばあたしが

魔法が使えたとして

自分の命と引き換えに

あいつを助けられたなら

後悔なんて してないのだろう。




高い高い空を見上げて

あいつと聞いた歌を思いだす。




今、どこでどうしてるの?


「…悠太。」