ブラック王子に狙われて①




「絢、俺らも行くぞ」

「…………はい」



いつもの如く、彼に手を掴まれ…

彼のペースで………?

アレ?? 

今日はそんなに早く無い。

足の長い彼に合わせるの、結構キツかったけど…

今日はいつもより…ゆっくり?



あっ、私がサンダルだから?

気を遣ってくれてるの?




絶叫系を一通り制覇し、休憩。

木陰でジュースを口にすると、




「絢」

「はい」

「何で名前呼ばねぇの?」

「へ?」




名前?

呼ぶようなことあった?

呼ぶ必要が無いから呼ばないだけで。

もしかして……不満なの?