ったく、しょうがねぇなぁ…。
女って…どうしてこうも面倒くせぇんだ?
俺は先の方へ泳いで行った絢を追って…
「おいっ、絢!!」
「何ッ!?何か用?」
「はぁ?お前、俺様が追って来てやったんだぞ?」
「頼んでません!ほっといて!」
「放っておけるか!」
周りの男連中の視線が…
絢はパットで誤魔化してるから…
男連中には貧乳って分かんねぇんだろうな。
俺は絢の腕を掴み、お腹側から腰を抱き寄せ、
「1人で泳いでたら、ナンパされんだろうが」
「貧乳の子なんて、誰もナンパなんてしないわよ!」
「フッ、バーカ。お前は胸が無くたって、十分可愛いっつうの」
「はっ!?な、なっ、何言ってんの?///////」
「フッ。そんなに胸にコンプレックス持ってんなら、俺が大きくしてやるよ」
「っ!!////////バカ、バカッ、バカッ!!」
「おっ、バカって言ったな?お仕置きだ!!」
「キャッ!!っんッ!!//////」
俺は顔を真っ赤に染めて俺を見上げる絢を、
他の男に見せたくなくて……
桜色の小さな唇に……
そっと口づけをした。
~Fin~



