ブラック王子に狙われて①




【後悔編】


遊園地デートから1週間。


既に限界。


俺の身体から電池切れの警告音が鳴っている。


相変わらず、俺が連絡しなければアイツから連絡が来る事も無く。


俺はこんなんだってのに!!


はぁ…ヤバい。俺、キテるなぁ…。


“勉強を教えてやる”と称して自宅へ呼んだ。


まぁ、ユウの彼女に頼まれたってのもあるんだが。


彼女に数学を結構なスパルタで詰め込んだ。


最初は嫌々モードだったが、問題が解けるごとにやる気が出て来たみたい。


結構、頑張れば出来るタイプで安心した。


休憩に手土産のケーキを口にしながら、


俺は自分の心を曝け出した。


もっとコイツと分かり合いたい。


俺がコイツの事を知りたいように、


コイツにも本当の俺を好きになって貰いたい。



俺の本音を打ち明けても、まるで信じてなくて…


マジで……凹むなぁ。


ユウの言ってた通り、俺のこと“男”として見てねぇのかよ。


仕方ねぇなぁ……かなり恥ずかしいが…。