ブラック王子に狙われて①




俺とユウは2人して……


「「 マジかよ 」」


男とは…時に思いがけぬ事態に遭遇する。




何とか無事に遊園地に到着した俺ら。


ユウと予め別行動をしようと話がついていた。


ユウは電車の中で彼女に打ち明けたようで。


納得が出来ていないのはただ1人。


フッ。マジでパニクってる。


俺はそんな彼女の手を取り、いつもよりゆっくりペースで歩き始めた。


―――ユウに説教されたんだ…。


あまり苛めてばかりいると、大事な時に“男”として見て貰えないぞ…と言われ。


俺はこのデートを機に、少し彼女に歩み寄ってやることにした。


まぁ、世の中の男からしたらコレが普通らしいが。


“名前を呼べ”と言っても呼ばないし。


俺が手を握らなければ、彼女から掴みに来ることも無い。


俺が話し掛けなきゃ、ずっと黙ったままだし。


やっぱりユウの言う通り、苛め過ぎたか?


“笑顔を見せろ”と言って、やっと笑顔になった。


笑顔じゃ無くても可愛いが、笑顔の彼女はさらに可愛い。


ヤバッ…俺まで顔が緩む。


そんな彼女が堪らなくて…つい、唇を奪う俺。


やっぱ……最低だ。