ブラック王子に狙われて①




とある日。


少し早めにHRが終わり、帰り支度をしてると…


クラスの女子が勉強を教えてくれと言う。


一応、学校では王子キャラを被ってる事もあり、


無碍に断れず、彼女が迎えに来るまでという事で…。


何問か解いた頃、彼女が来たとクラスメイトに言われ…


俺は彼女に“ちょっと待ってて”と告げた。


キリの良い所で終わりにし、彼女の元へ行くと。


少しふて腐れてる様子。


迎えに来させて、待たせる俺ってやっぱ…最低。


仕方ねぇ……ご機嫌取りでもするか。


俺は彼女の家でなく、自宅へと連れ帰った。


彼女を部屋に通し、俺は飲み物を取りにキッチンへ。


冷蔵庫にプリンとゼリーが1つずつ入っていたので、


俺はそれを両方持って部屋へ戻った。


部屋に入ると、彼女は遠慮してか…床に座っていた。


フッ、緊張してんのか?


俺はそんな彼女に“ゼリーとプリン、どっちが好き?”と尋ねると、


“プリン”と控えめに答えた。


その答え方がえらく遠慮してる風で…


俺は思わず、あくどい事を思いついた。