すると海斗は私の頭を優しくなでて、

「嘘。好き」


と言って優しく笑った。



キュウウウウウン・・・



「綾香に、言う」




海斗はそう言って立ち上がった。




「頑張って・・・」





図書室に、私の声が小さく響いた。