-ピピピ-

6:45にセットした目覚まし時計が勢いよく鳴っている。

上半身だけを起こして、目覚まし時計を止める。

…また、お父さん達の夢見てたんだ…

「……ふぅ…」

深いため息をすると、ベットから起き上がり誰もいないリビングへ向かった。



-ガチャ-

リビングのドアを開け、テーブルの上にあったリモコンでTVをつけた。

TVからは、お天気キャスターの声が聞こえる。

『――です。まだ、4月ですが、6月並の気温になりますので――』


…ふーん…
それじゃ、今日は屋上でお昼にしようかな…

なんて事を思いながら、制服に着替える。

「…そろそろ行くか…」

時間はもう7:36。

キッチンテーブルの上にあった"カロリー〇イト"をカバンに入れて家を出た。