笑顔 〜砂時計〜

=10年前=

「杏お姉ちゃん!早く行こう!」

玄関に入ると、座って靴を履いてあるお姉ちゃんを手招きをする。

「はいはい…少し落ち着きなさいよ、栞奈」

お姉ちゃんはため息をして立ち上がり私を見る。

私には、4歳上のお姉ちゃんがいる。

成瀬杏奈。小学生5年生。

とっても優しいお姉ちゃん。私にとって大切な人…


今日は、私の7歳の誕生日。

だから、お父さんとお母さん、お姉ちゃんそして私の家族4人でお出かけをする事に。

「杏奈〜??栞奈〜??そろそろ行くわよ」

「ほら、早くしないと置いてくぞ」

玄関を開けると、お父さんとお母さんは車に乗っていた。