青空バスケ



……熱い。

とてつもなく熱い。

汗が俺の体から滴る。


『高瀬』

『何ですか?』


この前、監督に呼び止められた。

監督はジッと俺を上から下まで見た後、呆れたようにため息をついた。


『動きすぎだ』

『え?』

『体が疲れている。
お前、帰ってからきちんと休んでないだろ』


核心をついた言葉に俺は何も言えなかった。

ただごまかすように笑った。


『そんなことないっすよ。
ちゃんと授業中寝てるし』

『お前な……』

『じゃあ、お疲れさまです』


……さすがに今日は動きすぎたかも。

本当に最近ロクに休んでなかったから。


「……もう限界か?」


谷先輩がスッと目を細めた。


……ヤバい、カットされる!


そう思った……その時。


「……大和?」


小さくもはっきりとした声が聞こえた。

誰の声かなんて……すぐに分かった。