試合を終え、騒がしい先輩達。
監督もやれやれと呆れながらみんなのことを見ている。
……そのときだった。
「……へぇ。
変わってないんだな、お前ら」
ふと後ろから聞こえた声に……あたしはゆっくりと振り返った。
「ウソ………」
目の前にいた人物にあたしは驚きを隠せなかった。
さっきまで先輩達とじゃれあっていた大和の顔が……だんだんと強張っていく。
「アキ……君?」
「久しぶり、栞奈」
中学の頃と変わらず、アキ君は優しく微笑んだ。
そして、その視線はそのままあたしから大和へ……。
「大和も。久しぶり」
「……何しに来たんだよ」
鋭い大和の声に先輩達も驚いていた。
いつもこんな声出さないもんね……大和。
「そんな怖い顔すんなよ。
俺はただ栞奈に話があって来ただけ」
「あたしに……?」

