「……鳴瀬先輩」 「どうした?」 「……俺が暁弥を止めます」 「は? ちょっ……マジ?」 「はい。 ……アイツの行動パターンは大体読めます」 何回負けてると思ってるんだ。 勝つためにいろいろアイツを研究したこともある。 暁弥が俺のことを知ってる以上に俺は暁弥のことを知ってると思う。 「ん……?」 ドリブルをしていた暁弥の前に立ちはだかると、暁弥が怪訝そうな顔をした。 「大和……?」 「そろそろ流れを変えようと思って」 俺がそう言うと、暁弥はフッと小さく笑った。 「上等だ」