青空バスケ


だけど、もちろんアズイチも黙ってはいない。

アキ君が大和のペースに追い付いてきた。


「……なかなかの選手だな、中山は」

「……彼は一筋縄ではいかないと思います」


……でも、大和も。

これぐらいで諦めるような選手じゃない。


「あ……!!」


大和がアキ君のボールをカットした。

そのままシュート!

見事にゴールに入った。


先輩達と笑顔でハイタッチを交わす大和。


「ここで3ポイントか。
まだまだ気持ちは落ち着いてるようだな」

「寧ろ楽しんでますよ」


思い出す。

中学生の頃……アキ君といつも1on1をしてるときに見せる、キラキラした顔。

あの顔が何より好きだった。

二人が楽しそうにバスケをしてるのを見るのが大好きだった。


……だから。


こうやって……三年ぶりに二人が前みたいに勝負しているのは奇跡なんじゃないかって……

それぐらいあたしが待ち望んでいたことで、ずっと実現させたかったこと。