朝起きると、もう麻子はいなかった。 きっと麻子の働いている書店に行ったのだろう。 俺も仕事場に行くため、準備をする。 好きな人の家の中で。 麻子の机の上にある、俺の携帯が光って着信がありますよ。 と、俺に伝えている。