「もう、恋なんてしない。」
それが私の口癖だ。
「ゆーう♪おはよ^^」
「ん・・・おはよ。そしておやすみ・・・。」
「あ、何寝てんの?!せっかく起こしに来たのに・・・。」
「ん。ごめん。けど眠い、寝かせて・・・。」
この子はアヤ。とても可愛くて元気だ。否、元気すぎる。おかげで寝れない。
「あれ、もしかして昨日また本読んでたの?」
「そうだけど?アヤ、ん。」
大きな欠伸をしながらアヤに一冊の本を渡す。
「あ、これ私の読みたかったのだ!有難う♪」
これで少しは寝かしてくれるだろ・・・ん?
「あのー。いいですか?」
なぜ敬語?!(○ω○;); 普通に話すように・・・。よし。
「あや?なんで私の前で本を読んでるの?」
「んーとねー。ゆうと離れたくなかったから☆」
おい、今思わずドキッとかしてしまったじゃないか・・・馬鹿。
「いや、前の席田中じゃなかったのか?」
「んーとねー。前田君にねー「否、田中だから。」あ、そうそう田中君。」
確信犯なのか?それとも素なのか私には分からない。いや、分かる時はないだろう。これは確実だ。まぁ、話を聞こう。
「田中君にねー、邪魔だよー。私ゆうと話したいんだけど・・・退いてくれるよね★」
何でだろう。すごく悪魔に見える。
