教室を出て、いつも放課後に訪れている場所へ。

そこは学校の中で一番落ち着く場所。

本に囲まれていると、何故か心が落ち着く。
だから、毎日放課後に図書室を訪れていた。
告白をする前から分かりきっていた。

それでもあの人のことが好きで、その気持ちを心に抑える事なんて出来なくて。

笹山君が好きなのは沢口美月さん、背が高くて、綺麗で、モデルさんみたいで、私にとっての憧れ。

何で私は、こんなにちっちゃくて、眼鏡なんてしてて、勉強しか取り柄がなくて、可愛くないんだろう。

どうして?。

どうして?。

自問自答しても、何も答えてなんてくれないのに。

どうして、自問自答してしまうのだろう。

どうして私は、彼の好きな人を知ってしまったんだろう。

もう、消えてなくなりたいよ。

もう…。

涙がこぼれ落ちる。

昨日に帰りたい。

彼に自分の気持ちを伝える事で少しは自分の心にけじめがつけられると思ってたのに。

だけど、心が痛いだけで、けじめなんてつけられるはずない。

何で、何で彼を好きになってしまったの?。