「亜由美!、まだ寝てるの亜由美!」

遠くから誰かの声が聞こえる。

それになんだろう、やけに堅苦しい。

「うーん…」

嫌々ながら、目を開ける。

何だろう、目の前に透明な何かがあって、何かくらくらする。

その邪魔な物を自分で取り去る。

すると、今度は目の前がぼやけて何も見えない。

「なに?、これ…」

今自分に起こっている状況がうまく把握出来ない。

寝起きでぼけた頭のせいで目の前がぼやけているんだろうか。

そう思って目をこするも状況は変わらず。

先程外した物を目元に近付けて見ると、それは眼鏡であることが分かった。

眼鏡、眼鏡?。

何で私が眼鏡持ってるの?。

訳が分からない状況のまま、試しにもう一度眼鏡を掛けてみる。

すると、少しクラクラするものの、天井の模様がしっかり見えるようになったのだ。

あれ?。

段々と意識がはっきりしてくる。

私はそのままベットからゆっくりと身体を起こす。

どうも堅苦しいと思ったら、何で私制服着てるの?。

のそのそと起きると私は、勉強机の上の鏡を手にとる。