そして次の日!
終礼が終わると、他の事を放って図書館に行った。
「寝そべるなー!!」
あ。もちろん耳元に声量小さめで叫びました。

一瞬驚いた様子だったが、俺の足元を見るなり不機嫌そうな顔になった。
この学校は学年ごとにスリッパの色が違う。
自分と同じ青色だと分かり、敬う必要が無いと結論出した結果だろう。
「・・・一組の・・・・」
「石見総汰だ。お前高津だろう?」
「そう。高津千沙」
そ・れ・で?と不機嫌な顔が尋ねる。
「いや、こないだからずっとソファー使ってるから・・・」
「じゃあ座ればいいよ」
千沙は起き上がると右側に寄り、隣をどうぞと指差した。
「おぅ・・」
座って気づく。今日の俺はここを使う目的が無かった。
まぁ、せっかく隣を譲ってもらったわけだし、しばらく座らせてもらおう。
適当に漫画を取ってきて読む。