さらに角を曲がる。
「ばーかっかかかぁー!」
笑い声が高らかに響く。
「この馬鹿にしたような笑い声は、魔物バカラス!飛行型の魔物です!上から降る火の粉に気をつけましょう!」
梯子の頂上からダンボールで作った羽を羽ばたかせている。
「これは遠距離向きですね・・・・・・」
マスコットがホワイトボードを取り出そうとしている横。
「エクスペクト・パトローナム」
木の棒改め、魔法の杖をバカラス向けて呪文を唱えた。
「え・・あの・・魔術師タカツ?」
「ほら。吹っ飛びなさいよ」
杖をちょいちょいと振って催促する。
「それハリポタ」
ドラクエじゃないよ。と、教える鈴木。
「だってドラクエ知らないんだもん。バカラス!エクスペクトパトローナム!」
戸惑いながらもバカラスは床に、梯子を注意深く降りてから倒れた。
「ま・・・魔術師タカツはレベルが4上がった。話を聞かないを覚えた」
取り出したホワイトボードを慌てて隠した。
「次行きましょう!」