日付が変わった日の放課後。
部長が見せたのはひとつのCDと、ルーズリーフに書かれた詩だった。

「盛り上がる曲集めましただってー」
曲名リストを見てみると、確かに盛り上がる曲ばかりだ。
「あと、この詩。私は気に入ったのよ。今までの練習無駄になっちゃうけど・・・いい?」

その詩を読んでいるうちに笑みが浮かんできた。
「もちろんです」

俺はこれを書きたい。そう思った。