「アリアなんだか嬉しそうね」

「うん!今日ね、ドライって男の子とお友達になったの!」

「え?ドライ君とお友達・・・?」

不思議そうな顔をするお友達、ミル。

「あのドライ君がお友達・・・」

「僕は友達になった覚えなんてありませんがね」

「あ、ドライ!」

後ろから声をかけられたアリアが声の主を確認すると嬉しそうな顔をする。

「勝手に僕を友達にしたてあげないでください」

「だってお友達でしょ?」

人懐っこい笑顔を向けると、ドライはあきれたようにため息を吐いた。

「はぁ・・・。じゃあもうそれでいいですよ」

そう言って立ち去るドライに、アリアは笑顔で手を振った。

「ドライ、またね!」

「本当にあのドライ君と友達になったのね・・・。すごいわ、アリア」

ミルは驚いたような表情で言った。