「きっとあの3人と彩菜ちゃんは入ってるよ!」

あたしがそう言うと、彩菜ちゃんはどうだろうと呟いた。

「うちのクラスからは霧生、琉堂、御影、豊松、音葉の5人。あとはAクラスから3人男が入ることになってる」

その言葉にやっぱりかぁ・・・と落胆するクラスメイト達。

あたしは自分が入ったという事実を理解できずにいた。

それでもクラスメイト達の反応を見て、忙しい人たちだなぁ・・・。

そんなことを思いながら台本を受け取った。

「やったね☆頑張ろうね、美鶴」

「うん☆」

「え、俺達には・・・?」

「「あ・・・頑張ろうね!」」

取り繕ったあたし達に霧生君は苦笑いを浮かべた。

「俺達だけでも練習はできそうだから、俺達だけでも練習はするからな」

あたし達は揃って頷いた。