「最後の打ち合わせしたいから一緒に食べようよ!」

「は?何言ってんの?今からあそこ行くために席立ったんじゃん」

彩菜ちゃんの言葉に霧生君の動きがとまった。

「そうだったの・・・?」

「え、うん」

こっちに視線を向けないでください!

きょとんとした顔がなんか・・・かわいい!!

「とりあえず。あたし達先行ってるから」

「え、あぁ、うん」

彩菜ちゃんはそういうと歩き出す。

「ちょ、彩菜ちゃん!じゃあ先行ってるね。待ってるから」

あたしはそれだけ言い残すと、彩菜ちゃんの背中を追いかけた。


―――あたし達がいつもの部屋に着いてから5分ほどして、3人は到着した。

あたし達は輪になって座ると、最後の打ち合わせを開始した。