「できたよ~」

「見せて!」

彩菜ちゃんがあたしの手からそれを奪い取ると食い入るようにそれを読む。

「・・・やっぱり美鶴ってかわいい!!」

「えぇ!?」

「この歌詞超かわいい!彼氏のことが大好きって伝わってくる!恋したことないのに凄いわ」

彩菜ちゃんがほめてくれる。

あたしはふと思ったことを口に出した。

「皆の歌声聴いてみたい」

皆はにっこりとほほ笑んで“だったらお前の歌もきかせろ”そう言った。

「じゃあ、美鶴はあたしと、この曲歌うわよ。踊りつきでね」

彩菜ちゃんの携帯を覗きこんであたしは一言。

「本気?」

覚えてないこともないけど・・・彩菜ちゃんはにっこりとほほ笑んだだけだった・・・。