「あ・・・」

視線の先にあたしは希望の光を見た気がした。

視線の先には1人の少女。

「梨香ぁぁぁぁ!!」

あたしは全力で少女の許へ向かう。

「美鶴!?どうしたの、そんなに慌てて」

「助けて梨香ぁ。あの人たち絡みづらい・・・」

「あらら。イケメン・・・」

「それどうでもいいよ・・・。はぁ・・・。梨香も頼れないか・・・」

あたしは小さくため息を吐いた。

彩菜ちゃんゎイケメン衆の様子をニコニコしながら眺めてるし・・・。

「頼れないって何!?親友に対してその態度!?」

梨香は1人でなんか騒いでるし・・・。

あたしはもう一度小さくため息を吐いた。