「そうか、やるか。それじゃあ音葉。作曲よろしく。個人×5と男女それぞれ×1で」

その言葉に目を見開いたあたし。

それは皆も同じだった。

「ちょ、この短期間でそんなに曲仕上げんの!?」

「美鶴の負担でかくない!?」

「あたしはなんとか大丈夫だけど・・・」

「とりあえず落ち着け」

「ごめん、音葉」

「ははは、ちゃんと元からの曲も完ぺきに練習しとけよ~」

上から順に霧生君、彩菜ちゃん、あたし、御影君、琉堂君、先生。

先生ってこんな能天気な人だったっけ?

入学したての頃はまさに男気全開!って感じの人だったような気がするんだけど・・・。

ってそんなこと考えてる場合じゃない!

「なんでそんなに曲が必要なんですか?他のグループと一緒じゃないんですか?」

「は?お前等の単独ライブに決まってんだろ」

その言葉に今日何度目かのフリーズをしたことは言うまでもない・・・。