「機械のみ…?」
人の気配がしない事に鈴は訝しげな顔をする。
綺羅は黙っていた。
辺りに危険がないか警戒してるからだ。

しばらくすると、綺羅は鈴に少しゆっくりめに語った。
「そうだな、人は居ないみたいだ…ただ、俺さあこの部屋の窓から見る景色に見覚えがあるんだよな。」
「初めて来たんじゃないの?」
「と思ってだけど…なんか見覚えあるんだよな
特にその右の部屋をに入って見ろよ。」
「右の部屋?」
綺羅の言葉に促されて
鈴は部屋に入る。