そんなこんなしていると。 あっという間に時間は過ぎていき。 「ただいまー!」 とお姉ちゃんの明るい声が家に響いた。 「帰ってきた!! 莉雨? あれ?」 莉雨に声をかけると莉雨は眠っていた。 なんだ、それ。 寝てんのかい!! 「莉雨! 起きなって! 帰ってきたってば。」 そう言って莉雨の体を揺さぶった。