「音々さんは?」 「仕事だよ。 あと少しで帰ってくるし。 待ってたら?」 「そうすっかな。」 今は3時。 お姉ちゃんのバイトは4時に上がる。 お姉ちゃんが帰ってくるまで二人で宿題に向かう私たち。 宿題、多いよなぁ。 「琴音ー? ここ、わかっか?」 「んー? あぁ、ここはね…」 少しおバカな莉雨にあたしは教える。 「あ、わかった! すげぇ。」 「よかったね。」