「あ…。」 「誰ですか?」 なんだかお嬢様みたいな女の子が見ていた。 もしかしてずっと感じていた気配って…。 「すみません。 タイミングをうかがっておりまして。 莉雨さんの彼女の琴音さんですよね。」 「あ・・・はい。」 この声。 どこかで聞き覚えのある声がした。 「あ!! 東京で莉雨の家にいた…」 「はい。 ちょっとご飯を作りに行っておりまして。 あたし、あなたと話したいんです。」 そう言って近くの店を探し始める。 「あ、じゃぁ…」 そういって一つのお店を紹介した。