「琴音と俺が受かったらどっかいかね?」 「うん! そうだねー。 なんかおいしいもの、食べたい。」 「ふっ。 お前って本当に食いしん坊じゃん!!」 「うるさいなぁー。」 ん? あたしはふと立ち止まり、後ろを向く。 それを見て莉雨は、 「どした?」 と笑う・ 「いや…別に。」 手をつないで歩き続けた。