「気にならないもん。 あたし気にしてないから。 早く行こう? コンテスト始まるよ。」 あたしはそう言ってステージへ足を進める。 でも、聞こえない足音。 感じない気配。 「何してるの? 莉雨。」 莉雨はその場に立ち尽くすだけ。 動かない。 「早くしないと! 遊園地行くんでしょ?」 いつもと逆にあたしは莉雨の手をつかむ。