ーあの人。 「莉雨くん・・・?」 「え…?」 絶対に莉雨くんだ。 間違うはずない。 そう思い、振り向いたが姿は見えない。 「莉雨くん! やだ、待って!! 待ってよ!! 莉雨くん。」 莉雨くん・・・。 どうしてあたしを無視するの!? 気付かなかっただけかもしんない。