「ほら、行くぞ。」 「どこに?」 「みんな、そとにいたぞ。」 そう言ってあたしの手を握った。 握られた手がものすごく暑くて。 あたしはなんだか幸せな気分になった。 「琴音ー、莉雨ー!」 みんながあたしたちに手を握る。 あたしは莉雨と二人で駆け寄った。