夢中だった。 言ってる間、何が言いたいのか。 次第に分からなくなっていた。 でも伝わったはずだ。 「琴音…」 「あたしがあこがれているのはそんなお姉ちゃんじゃない。 あたしがあこがれているのは…」 「わかったよ!! 琴音、ありがとう。 すごくうれしい言葉だったよ。」 そう言われてあたしは照れくさくなった。