「よぉ」 「おぅ。兄貴…と……」 「麻桜!!」 怜音が言うより早く 私が叫んだ。 翔音くんの腕に抱かれていた人 ……女の子は まぎれもなく“麻桜”だった。 「潤南ちゃんの友達だったよね? …そこの公園で変な男に 絡まれてたから……」 「そぅなんだ……」