「はぁ……っはぁっ!」

走り終わって
膝に手をあてて呼吸を
ととのえていると
怜音がひょいっと
私のことを抱っこして
床にねかせる。


「急に走って悪かった」

「うぅん
……別に」

小さな声で謝ってきた怜音。

そんな怜音がかわいくて
ちょっと意地悪したくなっちゃう