最愛〜最高の涙を君と…〜







「っていうか、結局来なかったね」

「う~ん。ま、別にいいけどね」



誰だったのかは
少し気になる気もするけど。




「イタズラだったんじゃね?」




瞬が笑いながらそう言うと…



「だまらっしゃい!!!麗に限ってそんなことあるわけないでしょ」



夏帆が怒りながらそう言った。



「な、なんで夏帆が怒ってんだよ」

「きっと緊張しすぎて来れなかったのね」



なんで緊張?と
思いつつもあたしは
何も言わなかった。








方向が違う山都とは
途中で別れて3人で家路につく。

夕飯に誘ってもらったけど
今日は自分のアパートに帰った。