最愛〜最高の涙を君と…〜







―――――5分経過。






帰ろう。





「夏帆、瞬、山都、帰ろ」




草むらに向かって
そう言ったあたしに
反応しない3人。



ばれていないとでも
思っているのか。




「バレバレだから」



まだ反応がない。



「ちょっと、」



もーめんどくさいな。



「隠れきれてないの。最初っから気づいてたよ。別に怒ってないから」




そう言うと気まずそうに
草むらから出てきた3人。