最愛〜最高の涙を君と…〜







「どーした?」



あたしがそのまま固まってたからか
3人が下駄箱を覗き込む。



「何々!ラブレター!?」

「おいおいまじかよ…」

「麗モテモテだ」




とりあえず紙を手に取って
内履きに履き替えた。



「なんて書いてあるのっ?♡」



興味津々だな。
ラブレターな訳ないのに。



「ちょっと待って」



二つ折りにしてある
紙を開いてみると、





【早瀬麗さん


今日の放課後
体育館裏で待ってます。】





それだけだった。




「なにこれ?っていうか誰?」






いやまじで。誰。