最愛〜最高の涙を君と…〜






「ただいまー」

「「お邪魔しまーす」」



夏帆の家について
リビングに向かうと、



「麗ー!!!!」



あたしめがけて勢いよく
走って抱きついてきたのは…



「大輔さん。ただいま」

「麗!さみしかったぞ!」

「さみしかったって…パパ。麗とは一昨日会ったじゃん」



夏帆が呆れながらそう言うと。



「毎日でも会いたいんだよ!」



そんなことを言う大輔さん。
みんなこの光景は見慣れてるから
誰も何も言わない。




「大輔。麗を離して手伝って」



初帆さんがそう言えば、
大輔さんはすぐさまあたしを離し
台所へ向かう。