「麗、今日夜ご飯食べていかない?」 瞬と夏帆の言い合いも終わり、 夏帆がケータイ片手にそう言った。 「え、いいの?」 「今、ママからメールきてた。顔見たいって」 一昨日も入学祝いだ!って 瞬の家とみんなでご飯食べたじゃん。 「ふふっ。じゃあ行こうかな」 「おっけー♪パパも喜ぶよ」 「大輔さん、まじで麗命だもんな」 大輔さんとは夏帆のパパのこと。 「娘の私の事より溺愛してると思う」 「それは言い過ぎでしょ」 「いや、マジだぞ」