「いやーそれにしてもかっこよかったなぁ♡ちょっと無表情で怖いけどそこがまたモテるポイントよね」
この話は終わりって言ったのに
帰り道でも一ノ瀬颯の話は続いた。
「男の俺から見てもかっけーよあれは。いけすかねーけど」
まぁ、確かに顔はかっこいい。
それは認める。
「ねえ!麗!今度私も一ノ瀬先輩と喋りたい!!!」
「ええーヤダ。一人で行って。あたし関わりたくない」
あんな失礼で変態な男には
二度と関わりたくない。
「そーだ!夏帆!麗を巻き込むな。一人で行け」
あたしが頑なに嫌がったからか
瞬もそんなことを言い出した。
「うっさい、瞬。あんたは麗を他の男と絡ませたくないだけでしょ」
「え、どーゆうこと?」

