「それならすぐ連絡くれたらあたしが行ったのに…」
3日も前に意識が戻ってたなんて…
しかもあたしがたまたま行けなかった時に。
なんか損した気分になるじゃない。
「手」
「は?」
「手、出して」
手?いきなり何?
「?……はい」
とりあえず右手を差し出す。
「………こっちね」
そう言ってあたしの
左手を掴んだ颯。
「な、に?」
「母さんと、大輝から聞いた」
「…なにを?」
「毎日来てくれてたって。だから次は俺が麗に会いに行きたかった」
「……………」
「………目が覚めて一番に思い浮かんだのは麗の顔だった」
そう言って、
あたしの薬指に
綺麗な、指輪をはめた。

